「日本海側に雪が降る理由」をチャットGPTに聴いてみたものをまとめました。
1. シベリア高気圧からの季節風
冬になると、日本の北西にあるシベリア高気圧から冷たい北西の風(季節風)が吹きます。
この風は、日本海を通るときに 海から水蒸気を吸収します。
2. 日本海で水蒸気を吸収
- 冬の日本海は、海水温が比較的高いため、冷たい風が海の上を通ると 海水が蒸発して水蒸気を含む。
- これにより、湿った空気(雲のもとになる空気)が作られる。
3. 日本列島の山にぶつかる
- 日本海で水蒸気を吸収した空気が日本列島に近づくと、山にぶつかりながら上昇する。
- 空気が上昇すると 気温が下がり、含まれていた水蒸気が雲や雪になる。
- そのため、日本海側の地域では大量の雪が降る。
4. 日本海側と太平洋側の違い
- 日本海側 → 山にぶつかる前に雪が降るため、雪が多くなる。
- 太平洋側 → 山を越えると空気が乾燥し、晴れることが多い(「からっ風」と呼ばれる)。
まとめ
- シベリア高気圧からの冷たい風が日本海を通る
- 日本海の水蒸気を吸収し、湿った空気になる
- 日本列島の山にぶつかり上昇 → 冷やされて雪になる
- 日本海側で大雪が降る
この仕組みによって、日本海側では 冬に雪が多く降る のです。
飽和水蒸気量と蒸発の関係
「飽和水蒸気量」 とは、空気が含むことができる水蒸気の最大量のこと。
暖かい空気ほどたくさんの水蒸気を含むことができる(=飽和水蒸気量が大きい)。
逆に、冷たい空気は水蒸気をほとんど含めない。
ここで重要なのは、冷たい風が日本海の暖かい海面に接するとどうなるか?
冷たい風が暖かい海を通ると、水蒸気を吸収する理由
冷たい風は乾燥している(水蒸気をあまり含んでいない)。
暖かい海水の表面では、常に水が蒸発している。
乾燥した風が吹くと、蒸発した水蒸気をどんどん持ち去る。
水蒸気が奪われると、新たに海水が蒸発する。
この繰り返しで、風が湿った空気になっていく。
例え話で考える
例え話で考えるイメージしやすいように、「冬の日本海の蒸発」 をお風呂の例で考えてみましょう。
寒い部屋で、お風呂にお湯を入れたとき を想像してください。
お湯の温度が 40℃、部屋の温度が 5℃ だったとします。
このとき、お湯の表面からは 湯気(水蒸気)がどんどん出ていきますよね?
なぜなら、お湯(暖かい水)から冷たい空気へ、水蒸気が移動しようとするからです。
これと同じことが日本海でも起きています。
「暖かい海水」と「冷たい空気」の温度差があることで、水蒸気がどんどん空気中に出ていく(蒸発が進む) のです。